外科の歴史

 

 

 

ウィリアム・ジョン・ビショップ[W.J.Bishop]著    川満富裕訳

定価 3,240円 [本体価格3,000円]

 

 

 

 

外科の歴史は人類とともにあった。創傷、打撲、骨折、矢尻、トゲなどの異物は、体内の病気とは異なって目に見える明白なものであり、その手当ては遠く古代に遡る。創傷の被覆から始まり、止血、縫合、瀉血、焼灼法などが古くから試みられている。アリによる創縁の縫合やクモの巣による止血、バナナ酒による麻酔・防腐といった傷病へのさまざまな工夫がなされ発展を遂げてきた。麻酔法と防腐法の普及で、近代外科が飛躍的に発展するまでの、疼痛・出血・感染症との戦いの歴史を辿り、手術を巡る患者と術者の心の葛藤も興味深く描く。患者の苦痛を取り除くために施された手術の歴史をヒューマンな視点でつづる。

 


≪目   次≫

 

第一章  外科の夜明け

第二章  古代オリエント

第三章  古代ギリシアと古代ローマ

第四章  中世ヨーロッパ

第五章  ルネッサンス

第六章  十七世紀

第七章  十八世紀

第八章  十九世紀前半

第九章  疼痛と感染の克服

第十章  リスター以後の手術


〈訳者略歴〉

川満富裕(かわみつ・とみひろ)

1948年 沖縄県に生まれる

1975年 東京医科歯科大学を卒業後、一般外科を経て、小児外科を専攻

1984年 獨協医科大学越谷病院小児外科講師

1998年より終末期医療に従事 三軒茶屋病院勤務

2013年 青葉病院院長