生きている人体

 


エスペン・ディートリクス[Espen Dietrichs]ほか著

養老孟司 監訳  後藤仁敏,増田弥生訳

定価 3,984円 [本体価格 3,689円]

 

 


タブーを打ち破り身体をダイナミックに図解!

 いきいきと活動する人体を、オール・カラーの図・写真をうまく統合した新しい手法で解説した画期的な書。からだの仕組みと働きがよく理解できる。生体の構造と機能を細胞・組織・器官・系統から全身に至るミクロからマクロのレベルで示し、内部の構造とその生命活動の過程が同時にわかる。思春期・生殖・妊娠・出産・遺伝・老化・免疫などのユニークな切り口からも描く。自分自身のからだを知るために、性教育にも最適な、学校・家庭の必備書で、医療・看護・福祉・健康科学・スポーツ関係のテキストとしても好評を得ている。

 

「監訳にあたって」より:

からだを理解するために、最良の方法は、実際のからだに当たって、それを調べることである。それがなかなかむずかしいから、常識的なことを本で読んで知る。そのために図や写真にさまざまな工夫がなされるようになる。この本を見ると、随所でその点に気づかれるであろう。図は写真を下敷きにして、それに既成の解剖の概念図を重ねている。こうした作り方は、いままでそれほど一般的ではなかった。鼻涙管の図などは、このように示してあると、たいへんわかりやすいであろう。

医学関係はもとより、生命科学に関わる分野では、ヒトの身体に関する知識は、もはやどうしても必要な常識である。一般の人にとっても、健康教育に関連して、身体に関する知識が、もっとはるかに普及していいはずである。

 

書評:

タブーや恥ずかしさを超えて、人体への関心が開かれたものになりつつある。そのような時代の流れの中で、人体を隠すところなく写真と図解で生き生きと解説した『生きている人体』が刊行された。…本書を読むと、私たち自身と私たちの社会が、いかに多くのタブーを持っているか改めて思い知らされる。  (読売新聞より )

 


≪目   次≫

 

解剖学と生理学

 

細胞

染色体と細胞分裂

組織

器官系

 

心臓と血管

心臓

血液

リンパ系

 

呼吸

言語と呼吸

 

感覚性の神経終末と神経細胞

中枢神経系

末梢神経系

 

聴覚と平衡覚

視覚

 

ホルモン

 

消化

消化管―上部

消化管―中部

消化管―下部

 

 

 

泌尿器系

 

皮膚

皮膚の働き

 

骨格

骨の連結(関節)

筋肉系

 

思春期

男性生殖器

女性生殖器

月経

生殖

胚子と胎児

妊娠と出産

遺伝と環境

 

老化

 

休息時の器官系の協調

運動時の器官系の協調

 

解剖学用語            

   骨格と関節/筋肉/血管系(大循環)/神経系/

   消化器系

 

付表              

   消化器系における食物の消化過程/ホルモン

 

 



〈監訳者略歴〉

養老孟司(ようろう ・たけし)

1937年神奈川県鎌倉市生まれ。 

1962年 東京大学医学部卒業。その後、解剖学教室にて研究に従事。 

1981年 東京大学医学部教授。

1995年 退官。東京大学名誉教授。