マスティフ犬

イギリスのバーミンガムで、世界最大のドッグショー クラフツ(Crufts)が開催されたという記事

が目に止まりました。

今回、最優秀賞になったのは真っ白いウエスト・ハイランド・ホワイトテリアで、いかにも愛玩犬

という美形のイヌでした。 イギリスでは従来から犬と人間の関係が深く、動物愛護の運動も盛

んなようです。

 

このたび発行した新刊 『ラブと友たち―手術に立ち会ったイヌ』 は、スコットランドのエディン

バラでの実話を元に書かれた短編です。当時は興行としての闘犬もあったようですが、この

話は仔イヌ時代のラブ(Rab)についての挿入のあと、ストリートで出くわしたイヌ同士の闘犬

の模様から始まります。

 

同じテリアでも、ラブに咬み付いたのは白いブル・テリアで卵型の顔で精悍な闘犬にもなる

イヌです。

主人公(犬)のラブはマスティフ犬という軍用犬、狩猟犬、番犬などの役割をする大型犬で、

日本ではあまり飼育されていません。

 

そこで試しにドッグショーのそれ以外の写真を見てみると、なんとマスティフ犬がいました ! 

ボルドー・マスティフという犬種で茶色いイヌでした。ラブはグレーがかった花崗岩のような

毛並みですが、顔つきは挿絵のラブとそっくりでした。

 

仔イヌ時代のラブは「仔牛みたい」と表現されており、飼主を助けながら共に生活します。

忠実で愛情深く威厳のあったラブは、飼主の診察にも手術の場にも同行します。なぜイヌ

が手術の場に居てよかったか? ―― この手術が行われた19世紀前半には、細菌による

感染の概念が無かったからです。したがって手術が成功しても術後の感染症という脅威が

あり、このあと間もなく実用化された消毒法と麻酔下手術で、外科は飛躍的に発展したと

いわれます。

 

 

 

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ノーベル賞に寄せて

先週はノーベル・ウィークで、日本人の2人の受賞者を中心に多くの報道が

なされました。

医学・生理学賞受賞者の大村智先生は、オンコセルカ症(河川盲目症)の

治療薬イベルメクチンの開発で、ヒトオンコセルカ回旋糸条虫がメスのブユ

を介して人に感染し、体内で成長して腫瘤を作ったり角膜炎で失明させたり

することから途上国の多くの人々を救済して、受賞されました。この病気の

感染者は世界で1700万人、失明した患者は27万人と推定されています。

熱帯地域には、このほかにも私たち日本人は殆ど聞いたことのない感染症が

多く存在し、命を落としたり後遺症による障害を受けたりする人々がたくさ

んいます。水や食物を介して、蚊・ブヨ、ノミ、ダニに咬まれて、舞い上が

った土壌の病原体を吸い込んで、寄生虫によってetc.…。これらのうち17

患は、NTDNeglected Tropical  Disease:顧みられない熱帯病)と呼ばれ、

WHO世界保健機関で問題視しています。途上国では購買力が低いため、

帯病の治療薬の開発は遅れ、悲惨な状態に置かれます。中国の屠呦呦さんも、

マラリアの治療薬開発で同時に医学生理学賞を受賞しました。マラリアは3

大感染症といわれ、年間数億人が感染し200万人が死亡しています。

改訂新版海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』

作年夏にはわが国でもデング熱患者が報告されかなりの騒ぎとなりましたが、

温暖化が進み地球規模の移動が頻繁になった今日に、世界各地の多様な感染

症はわれわれにも身近な問題です。大村先生は今後も熱帯病の治療薬の開発

をつづけられるとのこと。ますますのご活躍を期待します。

 

ブログを長らく中断していましたが、ぼつぼつ書いてまいります。

よろしくお願いいたします。


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阪神淡路大震災から20年

20年前の今日、未明に阪神・淡路大震災が起こりました。

地震大国とはいえ、予期せぬ強烈な揺れとその破壊力に日本中が驚きました。

しかし、『震度7を生き抜く』の著者は語ります。

「大地震は突然には来ない。これほど多くの警告を与えてくれていたのに、

私は気付くことができなかったのだ」と。

 

本書は「予兆」から始まり、被災者の目線で、どんな揺れで実際に被災地の中で

何が起こっていたのか、その真実を述べています。

そして体験から、防災には本当はどんな行動と備えが必要かをまとめました。

 

地震への備えというと、非常持ち出し袋の準備、揺れたら机の下に身を隠す、

家具に突っ張り棒で転倒防止をしている――と言われます。

しかし、著者は述べています。

第一には、ファースト・アタックからどう命を守るか――非常持出し袋は命あってのこと。

激震に見舞われ家屋が倒壊した場合、机の下に隠れるのは却って危険な場合も…。

家具、家電製品が宙に舞い、床にたたきつけられる――を繰り返し、タンスやTVが

数メートル飛んだ、震度7の揺れに突っ張り棒は役に立たない。

 

本書では、被災後の生活、経済的な問題、子どものトラウマなどにも触れています。

身内や友人を失ったり、今も元のような生活の再建が出来ない方々も多くおられます。

すべてを奪う大震災が、日本中でいつでも起こり得る地震の活動期です。

何が起こりどうなるかを知り、この期に充分シミュレーションして日ごろから備えてください。

 

 

 

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感染症への備えを

新年おめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

昨年は感染症が話題となった年でした。

これまで報告されてなかった、日本国内でのデング熱の感染・発症に驚かされました。

西アフリカでのエボラ出血熱は、より深刻で今も収束に向かうどころか地域によっては

感染が拡大しています。

1月5日までに患者数が20,656人、うち8,153人の死亡が確認されているそうです。

治療薬が一刻も早く実用化されることが望まれます。

先進国でも二次感染が起こり、日本では流行国からの帰国者が発症したのではないか

と昨年末も一時騒然となりました。

 

世界各地には、その他にも数多くの感染症が存在し、途上国では多くの人々が命を落

とし後遺症に苦しんでいます。

現在もワクチンも治療薬もない病気は多くありますが、ジェンナーの種痘以来、ワクチン

接種で予防できる感染症もかなりあります。

種痘の成果により、WHOが天然痘絶滅宣言を出したのは1980年で、一時は、感染症

に対する人類の勝利とも言われましたが、その後も新興感染症を含め、感染症は人類

と共にあり、時に大流行を起こし、社会に大きな影響を与えてきました。

 

目下、鳥インフルエンザが新型インフルエンザに変異し世界的大流行を起こさないか、

危惧されています。

 

この冬は寒波が何度も押し寄せ厳しい寒さです。インフルエンザの流行が拡がっています。

特に乳幼児は重症化により万一の悲惨な結果(後遺症や死亡)を防ぐためにも、インフル

エンザワクチンによる予防の恩恵を是非受けていただきたいものです。高齢者はこれに加

えて、昨秋に定期接種となった肺炎球菌ワクチンも、対象年齢の方に接種をお勧めします。

 

参照:改訂新版『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』

 

 

 

 

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デング熱、エボラ出血熱、NTD

日本でデング熱の70年ぶりの国内での感染・発病が話題になっています。

ワクチンや治療薬はないものの、症状は1週間程度で改善します。

重症型(デング出血熱、デングショック症候群)には点滴治療、輸血を行います。

 

一方、西アフリカのエボラ出血熱の感染は拡大を続け、828日までに

1,500人以上が死亡し、感染者はその24倍と推定されています。

致命率が5割を超える疾患で、医療従事者も発病・死亡し深刻化しています。

 

この地域で多い、マラリアと誤診されたことが流行初期の対応が遅れた原因の

一つだったと言われ、また、死者に触れるという習慣や医療に対する不信感も

感染の拡大をもたらしたと言われています。治療薬の開発も遅れています。

 

蚊が媒介するマラリア、デング熱、チクングニア熱、黄熱、西ナイル熱(一部)や、

経口感染する腸チフス、パラチフス、傷口から感染するレプトスピラ症etc.

熱帯病の多くは、突然の発熱、頭痛、筋肉痛etc.…初期症状が似ています。

三大感染症の一つマラリアは世界各地で流行し、年間35億人の感染と

200万人に上る死者が報告されています。

『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』より)

 

同書のコラムで著者は書いています。

三大感染症以外にも、「顧みられない熱帯病NTDNeglected Tropical Disease)」

と呼ばれる17の熱帯病で、毎年50万人以上が命を落としているにもかかわらず、

これまであまり注目されなかったが、近年ようやくNTDへの国際的な取組みが

行われるようになったこと。

NTDの発生は、流行地の人々の生活環境や生活様式と密接に関係しているため、

対策は医療の充実のほか、病気と予防法を理解したうえで予防法を実践できるよう

教育活動や支援活動、居住環境の改善等の対策が重要である――と。

 

海外に中・長期滞在する際には、その地域での流行がある感染症の事前の予防接種が

欠かせません(通常、スケジュールを立てて複数のワクチンを接種する)。

国内でも、温暖化が進み、海外のあらゆる場所との行き来が頻繁になるにつれて、

これまでは馴染みのなかった感染症が入ってくる可能性は大きくなります。

 

熱帯病が我々に関係のないことでは、もはや済まされません。


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鼡径(鼠径)ヘルニア

ヘルニアといえば、今では一般的に「椎間板ヘルニア」を思い起こすことでしょう。
しかし、昔(ローマ時代)、「ヘルニア」は「鼡径(そけい)ヘルニア」即ち「脱腸」のみを指したそうです。
現在は「体内の器官が本来あるべき部位からはみ出る病態」を意味し、○○ヘルニアといった
様々な病名になっていて、例えばいわゆる「でべそ」は臍(さい)ヘルニアです。

 

新刊『鼡径ヘルニアの歴史』は、鼡径(鼠径)ヘルニア手術に関する長年の外科医としての
疑問を追求し、20年の歳月をかけて答を出した意欲作で、世界で初の鼡径解剖史です。

 

実は鼡径ヘルニアの患者数は多く、こどもの20人に1人(約5%)、成人でも200人に1人(0.5%)
にみられますが、この病気についてはあまり知られていません。

 

鼡径ヘルニアの治療法は手術です。しかし、大人とこどもでは手術法が異なります。
それはこどもと成人では原因が違うと考えられているから――つまり、こどものヘルニアは
先天性、成人は後天性であると。

 

同じ病気と見なされているにもかかわらず、なぜ原因が違い治療法(手術法)が異なるのか。
そして原因が、なぜ年齢で線引きされるのか。
こども用の手術では再発は稀で、成人用の手術は時間が掛かるうえ数%以上の再発がみられます。

 

多くの手術経験から、成人とこどもの手術所見が全く同じだと気付いた著者は、その後、謎解きに

取りかかります。
文字通り、古今東西の膨大な文献を渉猟し、鼡径ヘルニアの旧い記述、名前の由来、ヘルニアの
原因説と解剖の歴史を丹念に調べていきます。
本書はその過程と結論をまとめたもので、外科学の通説に一石を投じた問題提起の書です。

 

 

 

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条虫症

先日、「総合診療医 ドクターG」というNHKのTV番組を見ました。
3人の若手医師が病名を推理していく内容で、最後に「有鉤嚢虫症」
(ゆうこうのうちゅうしょう)という診断が下されていました。

 

日本ではまれな病気ですが、条虫症 Tapeworm Diseaseの一種で、
充分に加熱されていないブタ肉から感染し、ヒトの体内で卵から
幼虫になり、腸から血液を通して筋肉、眼、脳、心臓などで
重い症状を引き起こすことがあります。

加熱が不十分な牛肉から感染する無鉤条虫症もあります。

 

日本ではあまり知られていない感染症でも、様々な経路から感染する
数多くの病気が、現在も世界の各地で、多くの人々の脅威となっているのが現実です。

 

ゴールデンウィークに海外旅行をされる方は、よく加熱されていない食事、
屋台での食事、生ものや飲料水・氷の摂取、川や湖に入ることを避け、
虫刺されの対策、動物との接触を避けるなど注意して、事前に旅行地の情報を
入手していただきたいと思います。

 

 厚生労働省検疫所 FORTH  http://www.forth.go.jp/index.html

 

参照:『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』

 

 

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天然記念物―ぼくが ここに

白馬岳に登山した時のことです。夏とはいえ大雪渓を登りきるのに何時間も要して、
ようやく山頂に向けての急峻な土の斜面(葱平・ねぶかっぴら)に辿り着くと、
両親と小学生の女の子、男の子とおじいちゃんの一家が水辺で休憩していて、
その後、抜きつ抜かれつ登って行きました。広い高山植物が群生する場所に来て、
天然記念物ライチョウの保護を訴える看板の下で休んでいると、先ほどの子どもが
2人だけでやってきて、男の子が「ライチョウって植物ですか?」と聞いてきました。
「鳥よ」と答えると、お姉ちゃんが「○○君も天然記念物だよ、この世に1人しかいないもの」
弟が「そうか、僕は天然記念物なんだ。僕は1人しかいないから」と嬉しそうに笑いました。
訊くと、おじいちゃんが早く歩けないから、先に来てしまったそうです。

 

まどみちおさんが亡くなられました。作者は知らなくても、よく知っている童謡、詩や
童話が多いことに今さらながら驚かされました。

  

   ぼくが ここに いるとき/ほかの どんなものも/

   ぼくに かさなって/ここに いることは できない…
   ああ このちきゅうの うえでは/こんなに だいじに/

   まもられているのだ/どんなものが どんなところに/

   いるときにも/その「いること」こそが/
   なににも まして/すばらしいこと として

 

「ぼくが ここに」で想い起こした、ある夏の一こまです。

 

 

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大雪とミュンヒハウゼン男爵

  ……夜はとっぷりと暮れ真っ暗闇となった。村らしいものは全然見当たらなかった。
  あたりが一面の雪野原では、私には右も左もわからなかった。疲れて私は馬から下り、
  雪の上に突き出している尖った木の切り株のようなものに馬の手綱を結びつけた。
  用心深く私は数丁のピストルを抱え、雪の上に横になりぐっすりと眠った。

 

  目を覚ました時は真っ昼間であった。自分が村のど真ん中にある教会の中庭に横になっており、
  馬はどこにも見当たらないと思ったすぐそのあとに、馬のいななきを聞いた時の驚きを
  理解するのは困難であった。上を向いてみると、私の馬が教会尖塔の風見鶏にひっかけられた
  手綱からぶら下がっていた。

 

  そしてすべてがはっきりしてきた。夜中、村は雪に埋もれていたのだ。そして天候が
  突然変わり、私が眠っているあいだに雪が溶け、溶けるにつれ私はゆっくりと教会の
  中庭に沈み落ちたのだ。暗闇の中で雪の上に突き出していた木の切り株は教会尖塔の
  十字架か、それとも風見鶏であり、私はそれに馬の手綱をゆわえつけたのであった。
  『歴史は患者でつくられる』(R.ゴードン著 倉俣・小林訳 時空出版刊 品切れ)より
 
これはルドルフ・エリッヒ・ラペスが書いた『ミュンヒハウゼン男爵の驚くべきロシア旅行と
従軍物語』(1785、ロンドン)の一節です。  

 

関東地方を襲った週末の記録的大雪に、打つ手がないのかと思ったとき、

この法螺(ほら)吹き男爵の話を思い出しました。

「天候が突然変わり」短時間に大雪が積もることはあっても、半日ですっかり溶けるとは……、
想定外の積雪に何時間も立往生で車に閉じ込められたり、通行止めで孤立している地域の方々、
 雪掻きに追われた方々には羨ましい話です。

 

ヒエロニムス・カルル・フリードリッヒ・フォン・ミュンヒハウゼン男爵は実在のボーデンヴェルダー
出身のドイツ貴族で、ロシア軍に所属して出征し、数々の信じがたい手柄話を持ち帰りました。
同郷のラペスがそれを誇張して49頁の本にして匿名で出版し、1シリングで売り大ヒットしました。

 

イギリスのリチャード・アッシャー医師は、ほとんどの医師が出会っているにもかかわらず、
記載されたことの無いありふれた症候群を「男爵にちなんで名付けられ彼に献呈されるものである」
として、ミュンヒハウゼン症候群 Munchausen's Syndromeを1951年に医学誌『ランセット』に記載しました。


R.Asher 加藤・飯田訳「ミュンヒハウゼン症候群」松下・影山編「現代精神医学の礎」第Ⅰ巻
『精神医学総論』
所収(時空出版)

 

 

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不顕性感染

ノロウイルスによる集団感染が現在も各地で続いています。

 

浜松の小学校での集団感染には、パン工場で働く健康保菌(ウイルス?)者が
感染元になったそうで、本人に自覚がない不顕性感染は知らないうちに感染を

拡大させ、予防の難しいところです。

 

不顕性感染で、多くの食中毒の被害者を出したことで医学史に有名なのが、

チフスのメアリ Thyphoid Mary こと、メアリ・マロン(1869-1938)によるチフス菌

バラ撒き事件です。

 

優秀なコックだったメアリは、ニューヨーク州の上流家庭の住込みコックとして、

7年間で8軒に雇われ、家族においしい料理を提供しながらチフスに罹患させました。

 

本人に自覚症状はなく、むろんチフス菌保菌者であることも知らずに……。

公式には、53例の感染と3例の死亡に関与したとなっていますが、1903年の

ニューヨーク州イサカの大流行(1400例の被害)はメアリが原因と言われています。

 

治療法のなかった当時、チフス菌が繁殖していた胆嚢の切除も、料理をしない

という条件も拒否した彼女は、リヴァ―サイド伝染病院へ合計26年間収容されました。

 

現在では、腸チフスは抗生剤による治療が有効ですが、ノロウイルスの胃腸炎には

治療法がありません。

 

R.ゴードン著 倉俣・小林訳 『世界病気博物誌』『歴史は患者でつくられる』
(時空出版 いずれも品切れ)より

 

 

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大震災に備える

阪神・淡路大震災から今日で19年になります。

 

阪神・淡路大震災では、内陸直下型で震度7の激震が起こり、突き上げるタテ揺れの後に

振り回されるような強いヨコ揺れが4回襲ったとのこと。このファーストアタックでビルが倒れ、

高速道路が崩壊し、木造家屋が潰れた――「グラグラ揺れる」というレベルではなかったと。

 

――家具が宙を飛び、タンスやTVの直撃による犠牲者も多かった。

――「火を消してテーブルの下に身を隠す」は、震度7では非現実的。

――“非常用持ち出し袋”は命あってのこと。まずは命を守る。

 

『震度7を生き抜く』は、阪神・淡路大震災を体験した著者が、激震に対するいわゆる常識は

間違って伝えられている、このままでは多くの犠牲者を出した震災の体験が生かされない、

後悔を繰り返さないために、大震災の真実を知って防災の視点を変えて備えてほしい、

との悲願から執筆しました。

 

日本列島は地震の活動期に入ったといわれていますが、体で感じる地震がしばらく無いと

安心してしまいがちです。

しかし、日本全体では現在、毎日おびただしい数の大小の地震が発生していることを

ご存じでしょうか? (Hi-net)

 

首都直下型地震、南海トラフの海溝型地震etc.の発生が懸念されています。

まず自助から、そして共助――皆が被災者であるとき、早期の救援は期待できないのが

現実です。

政府も防災基本計画で、災害弱者の名簿作成・共有を自治体に義務付けるとか。

逃げられない人を救うため犠牲になることは、東日本大震災でも起こりました。

いざというとき自分たちで乗り切り、悲劇を少しでも減らすよう、何が起こるのかを

シミュレーションして備えていただきたいと思います。

 

 

インフルエンザの季節

新年おめでとうございます。

 

昨年末からインフルエンザの流行期に入りました(厚生労働省発表)。

各地で流行が始まり、今月末にはピークを迎えると予想されています。

H1N1型のタミフル耐性ウイルスも検出されています。

 

受験生には心配な時期ですし、新学期が始まった子供も要注意です。

日頃の手洗い、うがいの実行に加えて予防接種で備えてください。

 

特に乳幼児、高齢者は、もし発病しても重症な脳症、肺炎の発症を防ぐために

早めの接種をお勧めします。

 

65歳以上、心臓・腎臓・呼吸器機能に一定の障害がある60歳以上の人、

HIV感染による免疫機能障害がある人は、法律で接種が定められている

定期接種B類(個人の発病と重症化を防止するため。接種は無料)として

ワクチン接種できます。

 

昨年11月からはロタウイルス、ノロウイルスによる胃腸炎も増加しています。

ノロウイルスには予防のためのワクチンはありませんが、ロタウイルスは

乳幼児の胃腸炎の主な原因となりワクチン接種できます。ただし生後23週未満

までに複数回の接種が必要で、任意接種で費用は自己負担です。

 

今秋からは、水痘ワクチンと成人用肺炎球菌ワクチンが定期接種に加わります。

 

感染症流行の動向を見ながら、適切な対応が望まれます。

 

 『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』

海外渡航のみならず、感染症と予防接種の最新情報がくわしく記載されています。

 

今年からFがブログを担当します。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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肝炎の原因はアルコール?

忘年会シーズン真っ只中ですね。

肝臓が気になる方も多いのではないでしょうか。

 

アルコールの飲み過ぎで肝臓に障害が出るのは、「アルコール性肝障害」。

進行すると劇症肝炎や肝硬変などから命に係わることもありますが、

禁酒で治癒することが出来ます。

 

肝炎はウイルスで感染する病気で、A型、B型、C型、D型、E型、G型、TT型があります。

どの肝炎も、劇症肝炎を起こしたり肝不全で死亡することがあります。

また、感染しても長い間発病せず、キャリアとなって感染を広めることもあります。

 

A型、B型にはワクチンがありますので、流行地に渡航する時は予防接種を受けて下さい。

 

詳しくは、『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』 に書かれています。

 

 

ホームページをリニューアルして1年が経ちました。いつもご覧いただきありがとうございます。

念願の目次をアップして、より詳しく書籍の内容を知っていただけるようにしました。

 

また、外付けブログ 「精神医学の古典文献ナビ」 も全論文のアップを終えました。

論文タイトル、著者名および原タイトル、原著者名でも検索できるようになっています。

 

今後とも時空出版ホームページをよろしくお願いいたします。

 

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ケネディ大統領暗殺は衆議院選挙の開票直後だった

キャロライン・ケネディ駐日大使の赴任が話題となりましたね。

 

1963年11月22日、ケネディ大統領暗殺の悲報は、世界を駆け巡りました。

初の日米衛星テレビ中継が、悲しいニュースとなってしまったのです。

 

その前日に、日本では第30回衆議院選挙が行われていました。

即日・翌日に開票され、自民党が283議席で過半数を確保しました。

 

新聞社が、自民勝利を伝える記事の朝刊を刷り始めた時、

ケネディ大統領暗殺のニュースが届いたのです。

 

新聞社内は大騒ぎとなり、印刷を止めて対応したと「赤筆記者走る」には書かれています。

当時に新聞記者の奮闘ぶりが伝わってきますので、是非お読み下さい。

 

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海外に行く時は予防接種を受けましょう

冬休みで海外に行く方も多いと思います。

短期の旅行でも、念のため予防接種を受けておくと安心です。

 

アジア、アフリカ、中南米に短期(数日~1カ月程度)滞在の場合、

A型肝炎ワクチンと破傷風トキソイド(またはジフテリアとの2種混合トキソイド)の

接種が勧められます。

 

A型肝炎は、水や氷、魚介類、不衛生な箸やコップでも感染するので、

屋台などでの食事には、注意が必要です。

 

長期の滞在になると、さらにB型肝炎ワクチン・狂犬病ワクチン等の接種が勧められます。

 

詳しくは 『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』 をご参考下さい。

 

実は私は、海外で感染症にかかり、隔離病棟に入院した苦い過去があります。

楽しい海外旅行が苦しい思い出にならないように、是非備えをしてください。

 

 

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東日本大震災から1000日、収まらない地殻変動

今日もソースは 『震度7を生き抜く― 大震災から命を守るために』 の著者、田代明美さんです。

 

3.11から今日で1000日が経ちました。

復興の足取りは重く、まだ避難生活を送る方は、27万人以上いらっしゃるそうです。

 

人知を超える天災をテレビで見て、神戸での衝撃が蘇りました。

大切な人命や生活の基盤を奪い去っていく、大地震の恐ろしさ。

 

そして、同じく大地震を経験しながら、自分は生かされている。

感謝しつつ、防災意識を多くの人に広めたい、と強く願いました。

 

1000日たっても、まだ震災は終わっていない。

活発な地殻変動は収まる気配がなく、地震が続いています。

 

3.11後に日本列島は、東日本は東に、西日本は北西に、と異なる方向に移動し始めました。

東日本は、いままで西に押し込められていたのが、3.11で緩んで東へ移動。

西日本は、フィリピン海プレートに押されて、3.11以前から北西へ移動。

 

異なる方向に動けば、当然ながら歪が溜まり、地震が起こります。

最も歪が溜まる茨城県北部~福島県浜通りにかけては、地震が多発しています。

 

活発な地殻変動は日本列島全体に影響を及ぼし、軋むように各地が揺れています。

首都圏直下型地震、東海地震など南海トラフ地震、相模トラフの地震、等は

「時計の針が進んだ」と表現され、危険性が増したとの見方もあります。

 

阪神・淡路大震災から地震の活動期に入った日本。

「明日は我が身」と思って震災のニュースを見れば、意識が変わるでしょう。

 

 

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H7N9型鳥インフルは怖い! 香港で感染者初確認

香港政府は2日、香港初のH7N9型鳥インフルエンザ感染者を確認したと発表しました。

 

WHOの発表によると、中国本土では2月以降、感染者は137人(うち45人が死亡)。

台湾でもこの4月に、患者が確認されています。

 

H7N9型が、他の型に比べ、なぜ怖いか。それは、「低病原性」だからです。

以前の記事でも述べましたが、もう一度復習を。

 

高病原性鳥インフルエンザ感染という言葉を聞いたことがあるかと思います。

「高病原性」は、鳥に対して病原性が高いため、大量死などを招きます。

結果、病気に気づきやすい。

 

一方、「低病原性」は、鳥に症状が出にくい。

つまり、気づかぬ内に感染が広がるのではと、心配されているのです。

 

H7N9型鳥インフルエンザには、通常のインフルエンザワクチンでは効果は期待できません。

感染力は弱いとされていますが、ヒト-ヒト感染が確認されたとの報告もあり、注意が必要です。

 

海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』には、高病原性鳥インフルエンザの解説や

パンデミックワクチン・プレパンデミックワクチンについて詳しく書かれています。

 

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ナチスの爆撃によって失われた手術器械コレクション

手術器械の歴史』は、トンプソン博士が手術器械の発展史を包括的にまとめた本です。

古代から現代まで通史で扱われたものは、他に類がありません。

 

それを可能にしたのは、ロンドン王立外科医師会の手術器械コレクションでした。

しかし、1941年春のナチスの爆撃により、ほとんどが破壊されてしまったのです。

 

貴重な歴史遺産は残っていませんが、だからこそ本著は重要な価値を持ちます。

人類と傷病との戦い、偉大なる手技の発展史が、ここに描かれています。

 

100以上の図を収載し、歴史背景の判る解説も添えられています。

メス・穿頭器、鉗子・トロッカーなど専門的な内容ですが、興味のある方にはお奨めします。

 

 

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世にいう「安政の大地震」は首都圏直下型地震だった

深夜に東京も揺れましたね。震度3でした。そこで、今日も地震の話です。

ソースは 『震度7を生き抜く― 大震災から命を守るために』 の著者、田代明美さんです。

 

1855年(安政2年)に江戸を襲った「安政江戸地震」は江戸や関東平野南部に

甚大な被害をもたらしました。

家屋倒壊、火災などで、死者は1万人以上と推定されています。

 

この地震は、以前はプレート境界型地震と思われていましたが、調査の結果、

直下型(活断層型)地震だと判明したのです。

 

東京を襲う地震で思い浮かぶのは「関東大震災」ですが、これは相模トラフを震源とする

プレート境界型地震です。広範囲に被害をもたらします。

 

一方、直下型(活断層型)地震は、範囲は広くありませんが、断層の付近では揺れが激烈となり、

住宅倒壊などの被害が大きくなります。

阪神・淡路大震災は、この型です。

 

今、心配される首都圏直下型地震は、この安政の大地震をモデルに被害が想定されているのです。

18年前の、あの光景が東京でも・・・と想像するとゾッとします。

 

安政は大地震が多く、安政江戸地震の前年には安政南海・東海地震が起こっています。

大地震は活発な時期にまとまって起きる性質があります。

活動期に入ったと思われる今、警戒を続けて欲しいと願います。

 

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クモの巣で止血? 人類と傷病との壮絶な戦いの歴史

外科の歴史』には、様々な民間療法も取り上げられています。

 

例えば、きわめて古い民間療法では、クモの巣による止血が行われていたそうです。

シェイクスピアの『真夏の世の夢』には、

 

「あなたにはお近づきになってほしいものです。名医のクモの巣さん。

 指を切ったら、あなたにお任せしましょう」

 

というセリフが登場します。

この歴史背景を知らなければ、セリフの意味は理解出来ませんよね。

 

百年戦争の初期の頃、イギリス兵士は救急用品としてクモの巣を入れた箱を

持ち運んでいた、との記録もあるそうです。

 

細い繊維が血液の凝固を促していたかもしれませんが、感染症のリスクも高かったでしょう。

 

他に、アリによる創縁の縫合や、バナナ酒による麻酔・防腐など、

興味深い療法が数多く書かれています。

 

麻酔なしの手術など、改めて医学の進歩の偉大さに気付かされる一冊です。

 

 

 

 

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意外と知らない、「HIV」と「エイズ」の違い

HIV患者の献血が検査をすり抜け、輸血された方がHIVに感染した、という

衝撃的なニュースがありました。

 

「HIV」と「エイズ」はどう違うか、ご存じですか。

 

「HIV」とは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことです。

 

このウイルスに感染すると、徐々に免疫力が落ちていき、普段は発症しない

様々な病気を発症するようになります。この状態を「エイズ」(AIDS)と言います。

 

死の病というイメージがありますが、治療法も進歩しています。

ウイルスを体内から完全に排除できる治療法はありませんが、抗HIV薬によってウイルスの増殖を抑え、

免疫状態を改善し、比較的良い状態を維持するのも可能となっています。

 

詳しくはこちら→海外渡航者のための予防接種と感染症の知識

 

とはいえ、無治療の場合、エイズ発症後の予後は2~3年が平均だそうです。

HIVに感染した時点で、早期発見が治療のカギと言えます。

保健所では匿名で検査も可能なので、是非活用して下さい。

 

ボロウドタイム

ゲイで初の全米図書賞を受賞し、95年に亡くなったポール・モネットの愛の記録。

エイズに冒された恋人とともに立ち向かった、病への熾烈な闘いを克明に記した

世界初のドキュメンタリー。

 

 

 

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楽天優勝パレードで「がんばろうKOBE」を思い出す

仙台で行われた、東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝パレードは、

20万人以上のファンで沸き立ったようですね。

 

楽天の優勝は、被災地の復興に立ち向かう東北の方々はもとより、日本中の人々に

勇気と希望をもたらしてくれたのではないでしょうか。

野球をあまり見ない私ですら、ジーンと胸が熱くなり涙が込み上げました。

 

思えば、阪神大震災の年にも、神戸の球団オリックス・ブルーウェーブが、

悲願のリーグ優勝を遂げました。

仰木監督やイチロー選手など選手一同は、ユニホームの右腕に「がんばろうKOBE」の

ワッペンを付け、市民と共に戦うつもりで、グラウンドで戦い続けたのです。

 

この「がんばろう」の「ろう」が大切なんですね。「頑張って」は他人事。

被災した方にいかに寄り添えるかが、支援のポイントなんだと思います。

 

オリックスの優勝の時も、被災者は涙して喜び、希望をもったそうです。

そうしたエピソードが、『震度7を生き抜く 大震災から命を守るために』に書かれています。

 

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首都圏直下型地震の被害想定が南海地震を超えた

中央防災会議がマグニチュード7・3の首都直下地震による経済被害が300兆円に達するとの試算をまとめた、とのニュースがありました。

300兆円と言われても、数字が大きすぎて、想像がつきません。

 

従来の国想定の約3倍で、国の一般会計の3年分を超える。東日本大震災の経済被害の約18倍に相当し、南海トラフ巨大地震で国が想定した220兆円も上回る。

 

30年以内の発生確率が70%とされるM7級の地震のうち、被害が最大になると見込まれるのは「東京湾北部地震」。最大震度は7で、死者数は約4万8千人。中央防災会議が2004年度に公表した現在の国想定の約4倍に当たる、とのこと。

 

南海地震についても、最悪の場合の被害想定では、大阪府の犠牲者は13万人を超えるとの発表がありました。四国や九州、東海、首都圏でも大きな被害が予想されています。

 

地震以外でも自然災害が増え、被災者と呼ばれることは、決して珍しくなくなるかもしれません。

本気で備える時期に入っているのでしょう。

 

震災のリアルな現場が、『震度7を生き抜く― 大震災から命を守るために』 に書かれています。

是非、知って備えて欲しいと願います。

 

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スーパー台風が再び日本を襲う可能性高まる

台風30号によるフィリピンの被害には、胸が痛みます。

 

かつて日本にも、カテゴリ5(最大級)のスーパータイフーンが襲ったことがありました。

その中でも最悪の被害をもたらしたのは、昭和34年の伊勢湾台風です。

 

紀伊半島の和歌山県、奈良県、伊勢湾沿岸の三重県、愛知県、日本アルプス寄りの岐阜県など

広範囲に甚大な被害をもたらし、犠牲者は5000人以上にのぼりました。

 

温暖化の影響で、このスーパータイフーンが日本を襲う危険性が高まっているそうです。

都市部も大きな被害が予想されるので、備えが必要とのことです。

 

今年は台風が多かったですが、さらに増えてくるのでしょうか。

自然災害は常に人知を超えてくるので、怖いですね

 

昭和36年の第二室戸台風も、近畿を直撃し大きな被害を出しました。

全国で死者200人、負傷者5000人、家屋全半壊・流出6万2000戸。

 

その時の新聞記者の奮闘が書かれています。

赤筆記者走る― 新聞の裏舞台から見た戦後史 

 

 

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鳥インフルエンザの「高病原性」の意味は?

人に感染する鳥インフルエンザH6N1型の、初の感染患者が台湾で見つかったと

新聞に書かれていました。

ウイルスの一部が人に感染しやすいように変異していたそうで、心配なニュースです。

 

ところで、「高病原性鳥インフルエンザ」という言葉を聞いたことがありますよね。

この「高病原性」というのは、鳥類に対して病原性の高い鳥インフルエンザのことを言います。

H5N1型、H7N3型、H3N7型、H9H2型等があります。

 

一方「低病原性」のインフルエンザもあります。こちらは鳥類に対して病原性が低いため、

鳥が死ぬ等で気付きにくく、感染を拡大する危険性が高いと危惧されています。

 

その低病原性鳥インフルエンザH7N9型の、感染患者が先月から相次いで確認されているそうです。

主に中国で、今年初めから春にかけて感染者が続出し、夏まで小康状態でした。

死亡した人は、届け出があるだけで、45人に上ります。

アウトブレイク(流行)を許容する新たなステージに入ったとの指摘もあり、注意が必要です。

 

高病原性鳥インフルエンザについての詳しい説明や症例などは、

海外渡航者のために予防接種と感染症の知識 に書かれています。

 

 

 

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自らを顧みず人を救う・・・感動!

先日、テレビで女子中学生3人が、 踏切に取り残された高齢者を救ったという

ニュースを流していました。

その前も、勇気ある女性の死に、多くの人が涙しました。

 

自らを顧みず人を救う事は、他人をいたわる気持ちがあっても、そう簡単ではないでしょう。

とても私には出来そうもありません。

 

浦上の聖人と呼ばれた 永井隆(ながい・たかし) は、

原爆投下後の長崎で、自らの被爆を顧みず、多くの患者を救済しました。

 

是非、医学生や中高校生に読んで欲しい、感動的な偉人伝です。

世界を感動させた日本の医師― 信念を貫いた愛と勇気の記録』

 

 

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精神医学の古典文献をお探しの方に

外部ブログにて「精神医学の古典文献ナビ」を開設しました。

 

精神医学の礎となった、著名な文献を、原題と共に

探しやすく整理しています。

 

精神医学・心理学に関係する方、研究者、論文を書かれる方、

教育関係者や学生の方に、使っていただけたらと思います。

 

まだ制作中ですが、日々更新していきますので、ご覧下さい。

 

 

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「声が出にくい」それってSDじゃないですか?

今朝は本当に寒かったですね。

風邪をひいたのか、喉がイガイガします。

 

風邪などで一時的に声が出にくい時はありますが、

継続的に声が出にくいようなら、是非病院で相談して下さい。

 

声帯の筋肉が異常に収縮し、声帯が過剰に閉鎖される

痙攣性発声障害(SD)という病気があります。

 

この病気の患者さんは、なかなか病名が確定されず

何件も病院を転々とする事も多いそうです。

 

難しい病気ですが、専門医の努力で治療に曙光も見えてきています。

 

症状を You Yube でも公開していますので、心当たりのある方は参考にしてみて下さい。

 

 

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地震情報は、こう見ると役立ちます

日曜日の早朝に、久々に大き目の地震がありましたね。

茨城県南部でマグニチュード5.5、最大震度5弱、東京は震度4でした。

 

揺れの直後にHNKにニュースを見たら、男性アナウンサーが早口でまくし立てていました。

「落ち着いて行動してください」とパニック気味に言っているので、思わず「あなたが落ち着いて」

と言いたくなりました。

もしかしたら、危機感をあおる為、故意にやっているのでしょうか。

 

さて、よくテレビで流れる地震情報ですが、そこから様々な情報が読み取れるそうです。

ソースは 震度7を生き抜く―大震災から命を守るために の著者、田代明美さんです。

 

1、震源地の情報は、内陸なのか、沖合(海上)なのか、チェックします。

  宮城沖、三陸沖・・・・等、沖合の地震の場合は、津波に備えます。

  東日本、西日本は、関与するプレートが違います。どのプレートが起こした地震か、

  チェックしておくと、その活発さが判ります。

 

2、地震の規模(マグニチュード)の大きさは、揺れの大きさ(震度)とは比例しません。

  例えば、沖合の遠い場所で規模の大きい地震が起きれば、地上の揺れは小さくても、

  大きな津波が起きる危険があります。

  地上の揺れが小さくても、規模の大きな地震は余震が続いたり、周辺に影響を及ぼすことがあります。

 

3、震源の深さで、地震のメカニズムや、関与したプレートが判ります。

  例えば、10㎞以内の地震は、活断層型の可能性が高くなります。

  震源地の真上などでは、発表震度よりも揺れが大きいこともあります。

  関東平野では、深さ70kmは太平洋プレート、深さ20kmはフィリピン海プレートが

  が関与している可能性が高いのです。

 

普段、なんとなく見てしまう地震情報ですが、専門家の見方は違いますね。

皆さんも、ちょっと気にして見ると、役に立つかもしれません。

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予防接種が激変してるのをご存じですか?

11月になって、朝晩冷え込んできましたね。

我が家では受験生がいるので、来週インフルエンザの予防接種を

受けたいと思っています。

ところで、小児の予防接種が、ここ数年で大きく変わっているのをご存じですか?

 

高校生の息子の頃は、予防接種の注射は1歳の誕生日を迎えてから、

はしか、風疹等、順次受けた記憶があります。

 

今は、予防接種の注射は生後2カ月から始まり、定期接種だけでも、

1歳までに10回以上注射しなければなりません。

1歳以降も、接種回数が大幅に増えています。

 

国が費用を持ってくれる定期接種ワクチンが増えたためで、それは予防医学の面で

大変喜ばしいことだとは思います。

しかし、接種ワクチンごとに、接種時期、回数、接種間隔が示されるので、

とても複雑で、その正確なスケジュールを把握するのは、なかなか大変です。

 

予防接種スケジュールについて書かれた、様々なホームページを見ても、

やはり複雑すぎて、すっきりと理解することは難しいのではないでしょうか。

 

かかりつけの小児科医にご指導いただくのが一番ですが、毎年のように

改定が行われますので、医療関係者の方も勉強は不可欠なようです。

 

何より、何回も針を刺される子供も、病院へ連れて行く親も大変です。

この前、病院へ行ったら、男の子が「お注射イヤ」と泣いて母親を困らせていました。

欧米などでは、5種6種と混合ワクチンを増やして注射回数を減らしている国もあるようです。

日本でも、そうした動きが進めば負担も軽くなるのではないかと思います。

 

では、そうした混合ワクチンを日本では打てないか、というと、実は打てます。

でも、費用は自己負担ですし、万が一の副作用の時の保証も確約されません。

 

海外渡航者のための予防接種と感染症の知識 は渡航用にかかわらず、

はぼ全てのワクチンについて詳細に解説していますので、

興味のある方はご覧下さい。一般の方に読める内容ですが、コラム等で

医療関係者の方向けに、より詳しい情報も書かれています。

 
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目録を作りました

時空出版の出版目録2013年版が出来上がりました。

ご希望の方は、こちらより、お申込み下さい。

 

しばらく、この目録制作の作業をしていました。

限られたスペースで、書籍内容を紹介するのは、正直難しいです。

究極の省略作業の末、何とか規定のスペースに入れ込みました。

 

どうか、一人でも多くの方に見て頂きたいと思います。

ちなみに、書籍内容の説明は、ホームページの方が詳しいです。

ご了承下さい。

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学会の季節

 5月を迎え、小社がある小石川の播磨坂は、桜並木が美しい新緑に変わり、お昼休みの

 散歩の木漏れ日は、しばしの癒しを与えてくれます。

 

 しかし、会社に帰ると戦場のよう、5月は小社は忙しく、毎日バタバタしています。

 というのも、5月には大きな学会が続くからです。

 学会誌の編集、学会への出張販売、委託販売する本の梱包や搬出・・・。

 全国から多くの先生方が集まる学会は、小社の本をアピールする貴重な機会でもあります。

 

 学会への出張販売は、編集が担当します。多くの先生方と交流するチャンスですから。

 先週、ある学会にブースを持たせて頂き、久々に販売員となりました。

 慣れない仕事にオタオタしながらも、自身が編集に携わった本が売れていくのは、

 本当に嬉しものです。

 

 学会は九州や北海道など日本全国で行なわれています。

 各地に本を送り出しながら、多くの人の手に取ってもらいたいと願う毎日です。

 

 

 

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狂犬病関連書籍

小社では、狂犬病関連書籍を出版しています。

日本では唯一の出版社と言っていい程で、小社が突出する分野の一つです。

 

『ヒトの狂犬病 ―忘れられた死の病』

<復刻版> 『東京狂犬病流行誌』

 

実は、恥ずかしながら、私はこれらの仕事に関わる前は、狂犬病に関しては全くの無知でした。

狂犬病が致死率ほぼ100%の恐ろしい病気だと知り、多くの人々にこの危険性を伝えなければならないと、強く感じています。

 

アジアの国をバックパックで旅行していた経験があり、そこにいた日本人たちは野犬や野生動物に対して、かなり無防備でした。

無鉄砲な若い世代ほど、狂犬病の恐ろしさを知らないのです。

 

これだけ国際化が進んだ現代で、日本が清浄国でいられるのは、奇跡とも思えます。

行政や獣医師の方々の尽力の賜物だと思いますが、予防接種の接種率は低下傾向とも聞きます。

 

年々関心が薄れていくのかも知れません。

しかし、この脅威と闘った先人の努力を忘れず、注意喚起を続けることが大切だと思っています。

 

 

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震災の日によせて

阪神・淡路大震災から18年目を迎えました。

昨日に続き、『震度を生き抜く―大震災から命を守るために』について書きます。

この本をご推薦いただいたのは、弘原海(わだつみ) 清先生です。

 

弘原海先生大阪市立大学名誉教授)、阪神・淡路大震災の際に宏観異常現象の収集し、

『前兆証言1519!』を発行。後に NPO法人 大気イオン地震予測研究会 e-PISCO (内閣総理大臣認証)を設立し、理事長として、地震予知に尽力されたました。

 

推薦を頂いたのは、2010年の年末も押し迫った頃でした。

お忙しい中、原稿を一気に読んでくださったそうで「激甚災害が目に浮かぶようだ」と推薦を頂けることになりました。そして、サインを入れた先生の著著も送って頂いたのです。

 

明けて、2011年の新春1月5日、お礼と新春のご挨拶を兼ねて、ご自宅に電話をかけました。

すると、対応頂いた奥様から、1月3日に弘原海先生が急逝されたことを知らされました。

衝撃でした。それが、3.11東北大震災の2か月前のことです。

 

弘原海先生が地震予知に邁進されたのは、多くの方々が犠牲になった阪神大震災を目の当たりにし、人命を守りたかったからに違いありません。

だからこそ、東北で多くの方々が犠牲になったことは、きっと悔しい思いをされているでしょう。

弘原海先生の遺志を継いで、この本が多くの人の元に届くよう、努力していきたいと思います。

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震度7を生き抜く

1月17日、明日は阪神・淡路大震災から18年目の日になります。

 『震度7を生き抜く―大震災から命を守るために』は、大震災を震源地に近くで体験した著者が、体験と具体的防災をまとめた本です。

 

実は、いま危険性が叫ばれている首都圏直下型地震というのは、メカニズム・規模とも、ほぼ阪神・淡路大震災と同じなのだそう。

知っているようで知らない、大震災ではいったい何が起こるのか?

大切な人の命を守るためにも、ぜひ読んで頂きたい1冊です。図書館ニーズも高いので、地元図書館でリクエストしてみて下さい。

 

ところで、時空出版の公式Twitterは、ちょっと変わっているのをご存じですか。

毎日、地震に関する情報を呟いています。元々は、本の宣伝にと始めた呟きですが、マニアックな地震の情報を発信したところ、アッという間に400フォローを超えて、今も続いています。

この情報ソースも、実はこの本の著者から提供されているものです。

 

驚くべきことに、『震度7を生き抜く』を出版したのは、東北大震災の2か月前なのです。

10年以上地震データを毎日見続けている著者は、大地震の危険性を察知し、警告の意味を込め、この本を書き上げました。

そんな著者は、最近の地震多発の状況を、大変危惧しています。でも、なかなか一般には詳しい地震データは分からないですよね。

是非、一度twitterも覗いてみて下さい。

 

 

 

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編集者ブログを始めます!

昨年中は大変お世話になりました。今年よろしくお願いいたします。

 

はじめまして、編集担当のMです。

ホームページの更新も担当しています。やっとリニューアルも一段落したので、ブログを始めたいと思います。

本にまつわるエピソードや編集の裏話を、アップしていきますので、読んで頂ければ幸いです。

 

 

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