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東日本大震災から1000日、収まらない地殻変動

今日もソースは 『震度7を生き抜く― 大震災から命を守るために』 の著者、田代明美さんです。

 

3.11から今日で1000日が経ちました。

復興の足取りは重く、まだ避難生活を送る方は、27万人以上いらっしゃるそうです。

 

人知を超える天災をテレビで見て、神戸での衝撃が蘇りました。

大切な人命や生活の基盤を奪い去っていく、大地震の恐ろしさ。

 

そして、同じく大地震を経験しながら、自分は生かされている。

感謝しつつ、防災意識を多くの人に広めたい、と強く願いました。

 

1000日たっても、まだ震災は終わっていない。

活発な地殻変動は収まる気配がなく、地震が続いています。

 

3.11後に日本列島は、東日本は東に、西日本は北西に、と異なる方向に移動し始めました。

東日本は、いままで西に押し込められていたのが、3.11で緩んで東へ移動。

西日本は、フィリピン海プレートに押されて、3.11以前から北西へ移動。

 

異なる方向に動けば、当然ながら歪が溜まり、地震が起こります。

最も歪が溜まる茨城県北部~福島県浜通りにかけては、地震が多発しています。

 

活発な地殻変動は日本列島全体に影響を及ぼし、軋むように各地が揺れています。

首都圏直下型地震、東海地震など南海トラフ地震、相模トラフの地震、等は

「時計の針が進んだ」と表現され、危険性が増したとの見方もあります。

 

阪神・淡路大震災から地震の活動期に入った日本。

「明日は我が身」と思って震災のニュースを見れば、意識が変わるでしょう。