予兆なく突然起こる大地震

西日本中心に被害をもたらした超大型台風21号が去った直後に、今度は北海道胆振地方でマグニチュード6.7、震度7を記録する地震がありました。日本は災害列島です。

 

96日未明の地震は断層型(内陸型)で、約10キロ西を走る石狩低地東縁断層帯でも30年間の発生確率は0.2%とのことなので、とくに断層型地震は何の予兆もなく突然起こることを改めて思い知らされます。

大規模な土砂崩れで不明者が出て、タンスの下敷きになった人が亡くなられ、コンビニで水が品切れになりました。やはり万一を想定して最小限の「日頃の備え」が肝心です。

 

これまでの地震の経験が活かされていないと痛感し、以下に実際に阪神淡路大震災の経験から書かれた『震度7を生き抜く』から一部要点を記します。

 

本当に必要な大地震への備えは何か?

 まず、ファーストアタックから身を守る。――つまり、家屋の倒壊、家具の転倒・直撃から命を守る。

・住んでいる土地の特徴(地質)・家屋を知る。

・木造住宅では寝室を2階にする。1階の場合は大きな揺れが来たらすぐ外に飛び出す。

・家具を寝室に置かないか、置く場合はタンスや本棚が倒れ込んでくる位置を避けて寝る。

激震では、家具の固定や突っ張り棒ははずれて無意味。

・阪神淡路大震災ではTVが飛んで頭を直撃して凶器になった。

・机の下に身を隠すのは、激震で家屋が倒壊したらかえって危ない。

命が助かることが先!

 「非常用持ち出し袋で防災への備えをしている」と安心してはいけない。

  それは命があってのこと。万一を想定してシミュレーションし考えておく。

  水やすぐに口に入る食糧・おやつを日頃から備え置いて順に消費し補充して備蓄する。

  ジャッキ・バール等の道具、携帯用充電器、地図、ラップ、笛を備えておく。

 

  本書では他にも、時系列で何が起こっていったか、被災地の中はどうなっていたか、復旧にあたってどんな課題が出てくるか、精神的な問題、特に子どもたちへはどんな配慮が必要か、など被災者の目線で提言がなされ、いざという時に役立ちます。

  

参照:田代明美『震度7を生き抜く―大震災から命を守るために』より