「梅毒患者の増加」という心配なニュースを時々目にします。
2004年まで減少傾向にあった患者数が、
2013年には全国で1千人を超え、さらに2022年からは1万人を超えているという急増ぶりです。
初期の症状では気づきにくく、知らないうちに別の人へ感染しているというケースも多いようです。
日本では第五類感染症に指定されているために全数把握の対象ですが、
無症候性のケースなどを含めれば、その数は氷山の一角と言えるかもしれません。
HIVの合併感染、また20代女性が増加傾向ということもあり、先天梅毒への懸念も考えられます。
長い年月をかけて重篤な症状が出ることもあり、少しでも梅毒の心配があれば、早めの検査・治療が必要です。