今日で東日本大震災から14年が経ちました。
長い年月のように感じますが、
被災された方には、そして震災を目にした私たちには、どのように時間が過ぎたのでしょうか。
2011年3月11日、14時46分。
東京でも震度5弱の揺れがあり、感じたことのないその大きさに恐怖でいっぱいになったことを覚えています。
電車が止まり、道路は渋滞し、コンビニやスーパーからは食料が消えました。
翌朝ようやく動き出した電車に揺られ帰宅すると、
棚から本や書類が崩れ落ち、割れた食器がいくつか散らばっていました。
そしてテレビに映し出された映像には、にわかに信じられない光景が広がっていました。
地震と津波による死者は1万5,900人、行方不明者2,520人、震災関連死3,808人。
いまだに2万7千人超が避難生活を送っているということです。
膨大な数字ではありますが、そのひとつひとつはそれぞれの命です。
ただ数字だけでは計り知れない影響が、14年前にもたらされたのだとも感じます。
10メートルを超える津波がどのようなものなのか、
体感していない私たちには本当の意味で理解することはできないかもしれません。
でもあの日実際に起こったことを、その恐怖を感じた人たちのことを、
想像することは出来ると思います。
被害にあった人を思うこと、苦しみの中にある人に寄り添うこと、
これから起こりうる災害を想定すること。
ひとりひとりに何ができるのか、それぞれが考えること、そして行動すること。
いつ災害が起こるか分からない中、それがほんのわずかでも、いつか誰かの力になるのではと思います。